今回はフィリピンの特に人口の多い都市について書いてみたいと思います。
ケソン市 Quezon City
フィリピンの旧首都で、マニラの北東に位置する「メトロ・マニラ」又は「マニラ圏」の1/4を占める大きな都市です。
「ケソン」の名の由来は、フィリピンのコモンウェルス初代大統領のマニュエル・ケソンです。市内は明確な境界線ではなく、住宅地域ごとにいくつかの地域に分かれています。
国内最高峰「国立フィリピン大学」(University of the Philippines)や、私立の上流階級が通うことで有名な「アテネオ大学」(Ateneo de Manila University)があります。
お金持ちが多いエリアとそうでないエリアで治安は違うようです。
マニラ市 Manila City
ルソン島中西部に位置する「マニラ市」はフィリピン共和国の首都で、「メトロ・マニラ」内にあります。
大都会で、道路の交通渋滞がひどいことでも有名です。英語で話せる人は多いですが、貧富の差が激しいこともあり、現地の言葉しか話せない人もいるようです。
治安は注意が必要ですが、世界遺産「サン・アグスティン教会」(San Agustin Church)やスペイン統治時代の邸宅を再現した「カサ・マニラ博物館」(Casa Manila Museum)、アジア最大級の水族館「オーシャン・パーク」(Manila Ocean Park)などの見所もあります。
カローカン市 Caloocan City
こちらもメトロ・マニラ内にあり、「カロオカン」とも呼ばれます。周辺と比べると低所得世帯が多く、人口密度が高い地域だそうです。治安は注意が必要だと思われます。
観光スポットはあまりなく住宅地が主なようで、日本人向けの楽しい情報を見付けるのは難しかったです。
ダバオ市 Davao City
フィリピン南部の政治・経済・文化の中心地であり、ミンダナオ島に位置します。産業は農業関連産業と工業が主で、各種大学も多いということです。
軽犯罪や物乞いも比較的少なく、普段はすごく平和な街らしいのですが、過激派との戦闘があったマラウィ市と同じミンダナオ島に位置しているため、危険性が全く無いとは言えないようです。ただし、ダバオ市はマラウィ市からかなり離れていはいます。(2018年1月17日現在)
セブ市 Cebu City
フィリピンのセブ州の州都で、「メトロ・セブ」の中心地域です。マニラよりも古く、フィリピン最初期の植民都市でした。「サンペドロ要塞」、「サント・ニーニョ教会」、「道教寺院」、「マジェラン・クロス」、ショッピングモールなど観光スポットも結構あります。中心部からビーチまでは少し距離があるようですね。