セルビア人と【コソボの話をする際は気配りが必要】

セルビア

セルビアの人たちとお話しする際に気を付けているのが、日本では「コソボ」として知られる国についての扱いです。

 

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国名としての「コソボ」は見解が分かれる

セルビア人のなかには、この地域をコソボと呼ばない人もいます。つまり、コソボの独立を認めていないという意味です。もちろん人によっても意見が違います。



ある人は「私の考えはかなり変わっていると思うけど」と前置きした上で、コソボは独立しても構わないと思うと言っていました。こういう人はコソボという国名を使っていることがあります。



とにかく「コソボ」がセルビア人の間でも意見の分かれる、超センシティブな話題なのは確かだと思います。

 

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コソボという「国」

ここで、コソボについて少しだけまとめてみたいと思います。



コソボ共和国(the Republic of Kosovo)はバルカン半島中部に位置し、首都は「プリシュティナ」(Pristina)です。

多くがアルバニア人で、セルビア人、モンテネグロ人、ムスリム、トルコ人なども住んでいるそうです。(コソボの国旗に描かれた6つの星は、この地に居住する6つの民族を表しています。)イスラム教やセルビア正教等を信仰し、アルバニア語やセルビア語が話されます。

 

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コソボとセルビアの歴史

現在コソボがある地域は旧ユーゴスラビアに属していましたが、大多数を占めたアルバニア系とセルビア系の人々がコソボ独立をめぐって対立し、「コソボ紛争」が起こりました。


2000人以上の犠牲者と数十万人に及ぶ避難民を出し、大きな国際問題になりました。北大西洋条約機構(NATO)も介入しました。



その後、コソボは2008年2月17日に独立国家を宣言しましたが、現在、国連加盟国の間でも、その独立を承認している国としていない国に分かれます。(ちなみに、日本は承認しています。)そして今もなお、セルビア側とコソボ側の間には、ある種の緊張状態が残っています。

 

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コソボの世界遺産

ユネスコ世界遺産であると同時に、危機遺産リスト入りしているのが「コソボの中世建造物群」です。セルビア正教会の教会堂、修道院、フレスコ画が高い評価を受けています。

 

セルビア国内には、美しいフレスコ画や貴重な建造物を見たいと願うのに、それが敵わないと嘆く人達も存在しています。コソボは裕福な国ではないですが、治安は案外良いらしいので、余計にはがゆいですね。

 

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コソボ観光と治安

あるセルビア人の言葉で印象的だったのが、「現在は、セルビア人以外がコソボを訪れるのは危険ではないけれど、私が行ったら危険な目に合うだろう」というものでした。(ただし、コソボを旅行する際は、念のため外務省ホームページなどで、安全かどうかの情報を確認してから、渡航して頂ければと思います。)



緊張感や強い感情が存在している地域ですので、私達もセルビア人とお話をする機会があったら、その事を頭に置いておく必要があるのではないかと思います。

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