ネグロス島はセブ島のお隣にある大きな島です。地元の方の話によると、治安が比較的良く住民もフレンドリーで優しく、自然豊かな土地なのだそうです。
今回は、東ネグロスに位置するドゥマゲテ市、別名「City of Gentle People」(優しい人々の街)について書いてみます。
ドゥマゲテはどんな街?
ネグロス島の東側、ネグロス・オリエンタル州の州都であるドゥマゲテは、日本語では他にドゥマゲッティ、ドマゲッティなどと表記されることがあります。
プライベートリゾートやダイビング、美しい景色が人気で沢山の観光客の姿が見られます。
外国人が仕事を引退してから移住する街としても有名らしく、年配の欧米人の姿もよく見られるそうです。
ドゥマゲテの治安
治安はフィリピンの中では比較的良いほうだそうで、地元の人も「マニラでは本物のジュエリーを着けて歩いていたら危険だけど、ドゥマゲテでは大丈夫なのよ!」と自慢するくらいです。
ただし、夜遅くに出歩くのはおすすめできません。特にロオク地区(Looc)は、ドラッグや犯罪と縁がある場所なので避けたほうが良いと聞いています。
ドゥマゲテ観光
ドゥマゲテのメインストリートには、ホテルや雰囲気の良いカフェが並び、道にはゴミが少なく綺麗です。レストランは多国籍で、色々なお料理を楽しめるそうです。
セブ島やボホール島の観光地へのアクセスも良く、観光のハブとしても機能します。
街中の観光スポットは沢山はないようですが、18世紀中期に建てられたこの街のシンボル「ベルタワー」(Bell Tower)やその脇の教会、海沿いのメインストリートの「Rizal Boulevard」や、マッサージが受けられるスパなど、充分に楽しめる街のようです。
ドゥマゲテ周辺で有名な食べもの
ドゥマゲテ周辺で名物とされている食べものについて、地元の方に教えてもらいました。
シルヴァナス
シルヴァナス(シルバナス)は、ドゥマゲテの名物スイーツです。地元表記だと「silvanas」または「sylvanas」です。バター味やチョコレート味などがあります。
地元民によると、「口の中に入れると溶ける」ような食感ということです。アイスクリームではないですが、冷凍食品なので常温で溶けてしまうため、日本へのお土産には向きません。
「Sans Rival Cakes & Pastries」というお店で買えます。シルヴァナス以外にも色々なケーキを販売しているそうです。
一説では、海外留学から帰国した人が1920年代に考案したデザートと言われているようですが、定かではありません。
テンプラ
フィリピンには日本の天ぷらと若干違う「テンプラ」というものがあります。
テンプラはフィリピン中で食べられていると聞きますが、ドゥマゲテではソース(たれ?)に特徴があることから名物になっているそうです。
テンプラはストリートフードとして、屋台などでおやつとして食べられています。
また、ドゥマゲテ市からは少し離れますが、タンハイ市では「budbud」というちまきのような食べものが名物になっています。
ドゥマゲテは学園都市でもある
ドゥマゲテは学園都市としても有名です。多数ある大学の中でも「シリマン大学」は、国内でも珍しいプロテスタント系で、アジア各地の生徒さんたちが学んでいます。
日本からも大人向けの語学留学や、子供達が長期のお休みを利用して英語の体験学習をしに訪れる場所でもあります。
ドゥマゲッティの充実した環境
ドゥマゲテはそれほど大きな街ではないですが、大きなショッピングモールがあり娯楽や様々な施設も備わっています。
近くに高山地帯があるので、そこで生産される新鮮な野菜もマーケットなどで安価で購入できます。魚や肉も新鮮なものが手には入るそうです。また大型の病院も複数あり、医療の設備も整っています。
聞けば聞くほど魅力的な街、ドマゲテ。人気もうなぎ登りのようです。