フィリピンのお墓事情とハロウィン

フィリピンのお墓事情とハロウィン フィリピン
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フィリピンのお墓事情

日本とは違う!フィリピンのお墓の様子

フィリピンのお墓は家族で一緒に長時間過ごす場所でもあります。一日中過ごしたり、泊まり込むことも珍しくないようです。

 

フィリピンのお墓は、例えば一般的なアメリカ人のお墓のように地下にに亡くなった方を埋葬するようなスタイルのお墓と、museleoもしくはmausoleum(日本語ではムソレヨ、ムソリヨ、ムソリーヨ、ムソレオのように聞こえる)と呼ばれるフィリピンスタイルのお墓があるようです。

 

ムソレヨのスペルは、なぜか人によって違うのでよく分からないです…。

ムソレヨはどんなお墓?

ムソレヨは小さい家のようなスタイルのお墓です。ムソレヨの中には箱型のお墓があり、その中に亡くなった人の亡骸を入れた棺桶を入れるらしいです。

 

日本の一般的なお墓より面積が広かったり、屋根があったり、小部屋があったり…お金持ちのケースでは二階があったり、なんとエアコンまで備わったお墓もあるそうです。つまり家族や親族が一緒に長時間過ごしたり、一泊したりしても良いようにできているわけです。

 

ムソレヨのサイズや設備は個人のお財布事情によってかなり異なるようです。

 

ムソレヨは期間限定のお墓?

お金持ちはムソレヨを購入することができますが、ほとんどの場合レンタル契約だと聞きました。レンタル料の支払いが厳しくなった場合は、安いタイプのムソレヨにお骨を移したりすることもあるそうです。

 

地域によってはその後アメリカ式のようなお墓を購入して、お骨を移動する流れになるらしいです。(フィリピンは土葬がほとんどと聞いていますが、時間が経つとお骨になります。)

 

ただしお墓が満杯で土地が不足していたり、お墓を購入する経済力がなかったりという理由でムソレヨのレンタルを継続するケースもあるようです。特に昨今はドゥテルテ政権の方針でドラッグがらみの死者が増え、墓地の土地はさらに不足しているという情報もあります。

 

また、逆に地域によっては「ムソレヨを利用できる時点でお金持ち」だという意見も聞かれます。アメリカ式のようなお墓を用意するほうがムソレヨをレンタルするよりも安いと言う人もいました。

 

フィリピンは地域によって事情がかなり違っているのでひとくくりに説明するのはとても難しそうです。

 

お墓に住み込んでいる管理人たち

フィリピンでは、お墓の管理を有償でお願いすることはよくあることなのだそうです。

 

管理人のなかにはお墓に住んでいる人たちもいます。お墓に住み込んで管理をすることが彼らの生業になっているのです。

 

南国フィリピンだからこそ可能なのだと思いました。これらの人々はホームレスのような貧しい部類に入ると聞きました。

 

お墓に住んでいる人の中には田舎から都会に職を求めて移ってきた人たちもいます。都会に出てきたのに住む場所を確保する経済力がなく、お墓に住むことになった人たちです。

 

この状況を重く見たフィリピン政府が、彼らが田舎に帰るための交通費を支給する方針であるとの情報も聞かれました。

 

夕暮れのマニラ スカイライン

 

管理人の仕事

お墓の持ち主との契約にもよるかと思いますが、管理人はお掃除をしたり、雑草をとったり、お墓参りのお供え物を片づけたりと、普段からお墓のメンテナンスをするそうです。(片づけを兼ねて、お供え物を食べることもあると聞きます。)

 

また季節に合わせてライトアップしたり、ハロウィンの前にお墓の塗装を塗り直しておくなどの仕事も存在します。色については白が伝統と聞きますが、ピンクやゴールドなど好みの色でも良いらしいです。

 

お墓の治安

お墓を訪ねる側にとっては、多少なりとも心配になるのが治安の問題だと思います。

私が個人的に聞いたなかで犯罪に巻き込まれたという情報はありませんでした。ただし、一人ではお墓に行かないようにしているという人はいました。

 

カトリックなのに火葬?

現在はフィリピンのカトリック教会の火葬に対する考え方が柔軟になっているらしく、安価な埋葬の方法として火葬も増えてきているようです。カトリック教会であっても遺灰を納める場所を提供しているところもあるらしいです。

 

カトリック教会の方針は、ムソレヨを含むお墓自体を用意する経済力のない人たちが多いフィリピンの現実に則しているのだと思います。

 

フィリピンの火葬ではお棺までは焼かないと聞きます。そのため、最近では火葬を希望する人には葬儀社がお棺のレンタルをしていることがあるそうです。

 

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ハロウィンとお墓参り

ハロウィンはお墓参りの時期

フィリピンではハロウィンの時期にお墓参りすることが一般的です。ハロウィンは本来10月31日ですが、フィリピンには10月の最後の週から11月2日までをひとくくりにして考えている人も存在します。

 

これは、11月1日がAll Saints’ Day(諸聖人の日)で11月2日がAll Souls’ Day(死者の日)であることが関係しています。イベントが重なるこの時期をまとめてハロウィンの時期ととらえている雰囲気があるように思います。

 

この時期は日本でいうお盆のようなものと考えて良いと思います。カトリック教徒であれば、教会でミサに参加することもあります。

 

このお墓参りシーズンに合わせて警察が警備をする墓地もあるそうです。

 

ハロウィンに売り子や露店が出現する

ハロウィンの時期に墓地で販売されるものは、キャンドル、花、ハロウィンのマスク、食べ物など様々です。

 

地域にもよるかもしれませんが、食べ物の露店がけっこう出るようです。フィリピンを代表するファストフード店ジョリビーの露店が出現する墓地もあるというから驚きです。

 

またこの時期には比較的一般的な家庭の子供でも期間限定でキャンドルなどの売り子をやる姿が見られるようです。

 

8 candles

 

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