フィリピンの人たちは、SNSが大好きです。
私が知っているだけでもフェイスブック、スナップチャット、Viber(LINEみたいなチャットアプリ)、インスタグラムなどがよく使われています。
その中でもFacebookは定番中の定番です…というか、FacebookとセットになってるMessengerがみんなの連絡手段になっています。
フィリピン人のSNSの使い方は?
フィリピンでは「おはよう」「おやすみなさい」など通常のあいさつから、「愛してます」などのメッセージまで何でもひんぱんにメッセージをおくります。
とくに恋人とは、1日中ひっきりなしにやり取りするのがフィリピン流とか。ランチやちょっとした空き時間に休むひまもなくSNSをやっています。

また、外国で働く出稼ぎ労働者の多いフィリピンですから、遠方に済む大切な人と無料で気軽に連絡が取れるSNSは手放せないでしょう。元々、人と人の精神的な距離が近いフィリピンだからこそSNSが大人気ということも言えます。SNS内で遊べるゲームもかなりポピュラーと聞いています。
自撮り大好き
フィリピン人は、自撮りが好きです。同じような自分の画像をSNSにたくさんアップして、周りの人たちをうんざりさせる人もけっこういるらしいです。

アプリで顔を加工してから、投稿するのも人気です。美しく加工するだけじゃなく、日本でも流行した動物のかわいい耳がつけられるようなアプリも使われます。
複数のアカウントを使い分ける
複数のSNSアカウントを使い分けるのは日本でもよくあることです。ただ、フィリピンでは事情がちょっとだけ違うこともあります。
匿名のアカウントを使って、自作のジョークを発信したい人がけっこう存在するらしいのです。クオリティを気にしているのか、下品な冗談だからなのか、理由はよく分からないです。
日本でも、SNS上でビジネスをすることはよくありますが、フィリピンもおなじです。
日本では匿名やハンドルネームなどでやることもめずらしくないですが、フィリピンでは本名で商売用のSNSアカウントを別につくって、物品販売などをする人が多いようです。
「ビジネス目的の投稿で、個人的につながっている人たちに迷惑をかけたくないから、別アカウントする」という感覚は日本人と共通しています。
SNS疲れ
フィリピンにもSNSを明け方近くまでやって、次の日にぐったり疲れたり、睡魔と戦う人たちがいます。
中にはSNS中毒の症状があまりにひどくなったために、すべて一度やめてテキストメッセージのやり取りだけにする人もいます。
また、特定の誰かを避けたいために止める人もいます。
日本のようにコミュニケーション自体がおっくうで疲れる、という声はあまり聞きませんでした。
トラブル
日本では「歩きスマホ」が問題視されています。
フィリピンは日本より治安が悪いこともあって、スマートフォンが盗られないかに気をつけなければいけません。歩きスマホはそれほど問題にならないようです。
また、(万国共通のトラブルですが)有名人がSNS上でした発言をきっかけに、一般の人たちにたたかれることがよくあります。
逆に、一般人が有名人のことを悪く書けば、ファンなどから集中攻撃をくらうこともあります。