地元の人たちによると、セルビアは「美食の国」なのだそうです。
以前から「セルビア人はお肉好き」というイメージがあったのですが(ベジタリアンもいます)、バラエティー豊かな乳製品もよく食べるのだそうです。
今回は、セルビアの食に欠かせない乳製品「カイマック」(Kaymak)について書いてみたいと思います。
カイマックはスーパーよりも自家製がおいしい
「カイマック」は「カイマク」と呼ばれる、ミルクを原料に作られるクリーム状の乳製品です。バターでもチーズでもない味で、酸味はなくこってり濃厚で脂肪分が多いそうです。(バターよりは低カロリーだそう。)
現地のスーパーでも販売していますが、チーズ専門店のカイマックのほうが美味しく自家製はさらに美味しいとされるようです。(セルビアにはチーズ専門店があるのですね!)
カイマックの食べ方
要冷蔵であまり日持ちしないこともあると思いますが、カイマックは日本では手に入りにくいです。イギリスでスコーンにつけて食べたりする「クロテッドクリーム」がとても似ているようなので、代用はできるかもしれません。
カイマックはバルカン半島だけでなく、中東や中央アジアなどでも広く食べられているのですが、トルコではハチミツと合わせて食べたりもするそうです。
セルビアでは主にパンに塗ったり、肉料理と合わせて食べます。現地ではカイマック味のポテトチップスなんかも市販されているそうです。
とにかくカイマックは絶品と聞きますので、ぜひどなたか日本でも製造販売をして下さい、とわがままなお願いをしておきます…
セルビア人は宣伝が苦手?
「セルビアには美味しい食品がたくさんあるのに、残念ながらセルビア人は宣伝があまり得意ではありません」とあるセルビア人が嘆いていたことがあります。
言われてみれば、セルビアの国民食のパプリカペースト「アイバル」(Ajvar)も日本で広く販売されているのはマケドニア産なのです。(もちろんマケドニアの国民食でもあるとは思いますが。)
セルビアの治安
さてセルビアの治安ですが、私が聞いた限りではフランスなどよりも良いのではないかという意見があります。
渡航費を除けば、物価が安く気軽に旅行できるセルビア。卒業旅行などにもおすすめです。