セルビアのクリスマス文化

クリスマスのもみの木 セルビア

セルビアの人たちとお話をしていると、今まで私が全く知らなかったことを教えてもらうことが多いです。最近ちょっと驚いたのがセルビアのクリスマスについてでした。

セルビアにはセルビア正教会(英語ではオーソドックス/Orthodoxなどと呼ばれる)や、カトリック、イスラム教などを信仰している人たちが暮らしています。

今回はセルビア正教を信仰している人たちの話をもとに、セルビアのクリスマスについて書いてみたいと思います。

各家庭のスタイルがある

同じセルビア正教会のクリスマスでも、地域や家族によってスタイルは違うかもしれません。

というのも、ある人によれば、「プレゼントを贈るのはクリスマスではなく、新年」ということでしたが、他の人は「クリスマスと新年どちらもプレゼントを贈ります」と言ってたからです。こうした違いはけっこうあるようです。

セルビア正教会のクリスマスは12月25日ではない

間違いなく共通していることは、セルビア正教会のクリスマスが1月7日ということです。

これはセルビア正教会が日本人にもおなじみのグレゴリオ暦ではなく、ユリウス暦を使用しているためです。

クリスマスに食べるもの

クリスマスは「家族で過ごす」という考えもほぼ共通しているようです。

クリスマスの料理は出来合いの品も購入出来るようですが、たいていは家で調理したものがテーブルに並ぶそうです。

セルビア人が大好きな「お肉」は外せないようです。特に豚肉は必ず食べなければならないと言う人もいます。他に、チーズ、サラダ、ナッツ、ケーキ、ワインなどが定番のようです。料理はカロリーの高いものが多くデザートもとても甘いそうですが、とても美味しいと聞いています。

クリスマス当日までの一定期間は肉などを食するのをやめる習慣もあり、その期間は魚などを食べるそうです。

ところで、大のお肉好きと言われるセルビア人の中にも、ベジタリアンの人はちらほらいらいます。

クリスマスのプレゼント

プレゼントはあまり高額のものは贈らないようです。セーター、くつ下、ニット帽、Tシャツ、本などを、家族や友達、同僚などにプレゼントするそう。

ただし子供へのプレゼントには、もう少しお金をかける傾向があるようです。

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