大勢のフィリピンの人たちが海外に移住しています。そして世界中でフィリピン系の人たちが活躍しています。
例えばフィリピン系アメリカ人は、アジア系として中国系の次にアメリカで人口が多いらしいです。
今回はアメリカで有名なフィリピン系アメリカ人について書いてみたいと思います。
(言われてみないと気付かないかもしれませんが、日本でもたくさんのフィリピン系のいわゆる「ハーフ」の有名人たちが活躍しています。興味のある方はこちらから↓)
フィリピン系アメリカ人のいろんな呼び方
フィリピン系アメリカ人は、一般的に英語で「フィリピーノ・アメリカン」(Filipino American)ですね。
ところが、フィリピン系アメリカ人と話しをしていた時に「フィル・アムズ」(Fil-Ams)という言葉に出会いました。これは「Filipino Americans」を短くした呼び方で、少なくともフィリピンではよく使われる呼び方のようです。
タガログ語(マニラの方で使われる言語)では「フィリピノ・アメリカノ」(Filipino Amerikano)という言葉も使われるという情報がありました。
アメリカのエンターテイメントとフィリピン
フィリピンはアメリカと関係が深い国で、多くの国民がアメリカの映画、ドラマ、音楽などに親しんでいます。(昨今では、韓国産の芸能も大人気です。)
きちんとした教育を受けているフィリピンの人たちであれば、字幕や吹き替えなしにアメリカの娯楽を楽しむことができるそうです。このことからも、彼らの英語の実力が分りますね。
大好きなアメリカのエンタメ業界で、自分の国にルーツのある有名人の活躍が見れるのはきっと誇らしいことでしょう。
フィリピン系アメリカ人の有名人
フィリピン系アメリカ人の有名人の名前をまとめていきたいと思います。
ブルーノ・マーズ Bruno Mars
米国ハワイ州ホノルル出身の歌手で、お母さんがフィリピン出身です。
歌、ギター、ベース、ドラム、ピアノなど何でもこなしてしまいます。個人的には、グラミー賞をはじめ、世界中の音楽賞を取りまくっている印象があります。ジャンルはポップス、ヒップホップ、ソウル、R&B、ファンクなどです。
ジェシカ・サンチェス Jessica Sanchez
カリフォルニア州出身の女性歌手/俳優/モデルで、お父さんがメキシコ系アメリカ人でお母さんがフィリピン出身のようです。
「アメリカンアイドル」や「グリー」などへの出演経験があります。パワフルな歌声が特徴のR&B、ソウル、ポップなどのジャンルを歌うシンガーです。
アップル・デ・アップ Apl.de.ap
お母さんがフィリピン人で、お父さんがアフリカ系アメリカ人です。2人は早くに離婚しています。
本名は「アラン・ピネダ・リンドー」で、生まれはフィリピンですが後にアメリカ人の養子になった経緯があるそうです。先天性の病気により、現在では眼が見えなくなってきているというお話も耳にしました。
アメリカの音楽グループ「ブラック・アイド・ピーズ」(The Black Eyed Peas)のメンバーです。彼らはグラミー賞を6回も受賞したものすごいグループなのです。
デイヴ・バウティスタ Dave Bautista
フィリピン人のお父さんとギリシャ人のお母さんのもとに産まれました。アメリカのプロレス団体WWE(ワールド・レスリング・エンターテイメント)のスーパースターで、リングネームの「バティスタ」で知られたそう。
俳優としても活躍しているようで、映画プロデューサーの肩書もあります。
フィリピンにルーツを持つアメリカの有名人はまだまだ沢山いると思います。今回は私が知っている範囲で書いてみました。
フィリピンには、芸能好きな伝統があります。今後もフィリピン系のビッグスターがアメリカでどんどん誕生するのではないかと思います。
歌うことが大好きなフィリピンの国民性についてはこちらからどうぞ↓