サントニーニョにもいろんな種類がある【フィリピン】

フィリピン

フィリピン・セブにはサント・ニーニョ教会があります。「サントニーニョ」とは、幼きイエス・キリストのことです。

単純に「イエス・キリストの子供のころ」と考えれば、サントニーニョとイエス・キリストは同一人物ですが、フィリピン人の英会話講師さんによると、サントニーニョは聖人の中の一人といった扱いだそうです。イエスはすべての聖人よりも上の存在ということでした。

…と思ったら、他の講師さんは「イエスも聖人の一人」と言ってきたり、また違う講師さんは「イエス、サントニーニョ、ブラックナザレはどれも聖人じゃない」と言ったりするので、混乱してます。

フィリピンにいろんな宗派のキリスト教が存在しているから、解釈が違うのかもしれません。

ところでサントニーニョには、いろんな種類があるようです。

たとえば、「〇〇(地域名)のサントニーニョ」というように、地域の名前を冠したサントニーニョがあったり、異なるパワーを象徴するサントニーニョがあるようです。(こうしたバリエーションはサントニーニョに限らないらしい)

実際、サントニーニョ人形(像?)を買って信仰することで、願いが叶ったという話も聞いています。

日本の神社やお守りにもそれぞれ違ったご利益がありますが、それに少し似たかんじもします。あくまで個人的な感想ですが。

こうした人形は教会で買えるそうです。おみやげ屋さんにも売ってそうな気がしますが、神聖なものなので、どうでしょうか?現地にはコレクターなどもいます。

新たに人形用の洋服を買ったり、つくったりして衣装がえしてあげたりもするそうです。ちょっと着せがえ人形みたいですね。

聞くところによると、ルソン島のパンパンガ州はこうした人形の製造が盛んらしいです。

話は変わりますが、なんと「エルニーニョ現象」の「エルニーニョ」も幼きイエスのことらしいです。同じ意味とは驚きです。

エルニーニョについては、こちらの修道会のサイトに書いてありました↓

Laudate | キリスト教マメ知識
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